Re-ClaM 第13号

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お一人様一冊まで
Re-ClaM 第13号
発行所:Re-ClaM事務局
判型:A5判 116頁
価格:1,100円(本体1,000円+税)
発行日:2024年12月1日

特集:「エラリイ・クイーンズ・ホール・オブ・フェイム~短編ミステリ名誉の殿堂」

「クラシックミステリを再発見する」Re-ClaM の第13号は、「エラリイ・クイーンズ・ホール・オブ・フェイム~短編ミステリ名誉の殿堂」と題して、エラリイ・クイーン(フレデリック・ダネイ)編集長が愛した中短編ミステリの名手たちにフィーチャーする。
巻頭に掲げた「Re-ClaM読者アンケート集計結果」は、マニア読者が求める短編ミステリ像を探る試み。「短編作家」「短編集」の二つの角度から、日本における翻訳短編ミステリの紹介を掘り下げた。商業出版/同人出版の今後の展開に期待したい「未訳作品集」についても触れている。
「コラム:架空短編集」のコーナーでは、『ジ・アメリカン・マガジン』の中編ミステリコーナーの常連寄稿者で、後にはEQMMにも多くの作品が転載されたフィリップ・ワイリーの中編集(『マーク・アダムズの災難』)、そして倒叙ミステリの古典として広く知られたロイ・ヴィカーズの迷宮課シリーズ拾遺(『何度も何度も結婚した男』)についての論考および紹介を掲載した。うちヴィカーズの表題作「何度も何度も結婚した男」は、翻訳を付している。
連載・寄稿も常と同じく充実。
林、MK、小林の各氏による熱烈連載に加え、上記特集の応援企画として「架空短編集」検討にも相当する作家の短編二編の翻訳を掲載している。
ローレンス・G・ブロックマン「さようなら、知らない人」とマット・テイラー「マクガリー、殺し屋になる」はいずれもホワイダニット興味が横溢した良作。
クラシックミステリ読者は必見。


12月1日開催「文学フリマ東京39」
Re-ClaM編集部(ブース: H-03)にて頒布予定。
当サイトでの受付はイベント開始後
12月1日17時より開始します。